【お知らせ】会員更新手続きのご案内(平成23年度)
更新手続きに関するご案内を12月24日に会員の皆様に発送致しました。
<同封書類>
・会員更新手続きのご案内(平成23年度)
・払込用紙(郵便局)
・料金表(郵便局)
内容をご確認のうえ、1月31日までに手続きをお済ませください。
« 2010年11月 | トップページ | 2011年2月 »
更新手続きに関するご案内を12月24日に会員の皆様に発送致しました。
<同封書類>
・会員更新手続きのご案内(平成23年度)
・払込用紙(郵便局)
・料金表(郵便局)
内容をご確認のうえ、1月31日までに手続きをお済ませください。
美術家・酒百宏一と地域住民による、南千住1,000枚×10の記憶
かつて町工場や商人の町として知られた南千住は、再開発が進むなかで、過去の面影を急速に失っています。
一方では、51年ぶりに新しい小学校が開校するなど、再開発で住民が増えたことによる華やかなニュースもありますが、再開発後のマンションに引越してきた新しい住民にも、また祖父 母の代から住んでいるような古い住民にも、町の成り立ちなどの地域資源を伝え、広める機会はほとんどありません。
「町の記憶 PROJECT」は、フロッタージュのアート作品で知られる酒百宏一氏と、南千住の新旧の住民が協働して制作することにより、町の記憶を共有し、これからの町を考えるきっかけをつくる試みです。
フロッタージュは、フランス語の「こする(frotter)」から採られています。
木や石な どの凹凸面に紙を置いて上から鉛筆などでこすり、図柄を紙面に写し取る技法です。
酒百宏一氏は、荒川区が採用している中学校の美術教科書(『 美術1̶̶自由な心で』日本文教出版社)でも取り上げられている現代美術家で、フロッタージュを使った制作を続けています。酒百氏が作品の道具とするのは、色鉛筆と紙のみ。日常の道具、建物の壁や床、看板、電柱などの表面を写し取ることで、カメラにはけっして写すことの出来ない、町や人々の記憶をこすり出します。
酒百宏一氏と地域住民でこすり出したフロッタージュ作品は、南千住という土地の成り立ちや地域資源の記憶です。
2年間で10,000枚を目標にこすり出し、達成された後には10,000枚の記憶をインスタレーションとして展覧会を実施します。
現在 1500枚の記憶が擦り出されました。
今回は汐入の記憶を擦り出します。
日時 : 12月5日 13:00 〜 15:00
場所 : 汐入小学校4階 多目的室 と 瑞光橋公園の水門跡
持ち物 : スリッパ または 上履き など
時間内どなたでも自由にご参加いただけます。
参加資格も参加費もありません。
フロッタージュは特に技術を必要としません。どなたでも制作できます。
※ 紙・色鉛筆などの制作道具はすべてこちらで用意してありますので手ぶらでご参加いただけます。
※ 学校なので、スリッパや上履きなどをご用意ください。
※ 瑞光橋公園の水門跡は14:00〜の予定です。
美術作家 酒百宏一 Koichi Sakao 略歴
1968年、石川県生まれ。
1995年、東京藝術大学大学院美術研究科修了。
主に色鉛筆で直に紙に写しとるフロッタージュの手法で活動。
主な展覧会に、
2007年、個展「銀座の賜物」、INAXギャラリー2(東京)。
2007年、「大阪・アート・カレイドスコープ2007」(大阪)。
2006 / 09年、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)。
2009年、「水と土の芸術祭2009」(新潟)。
http://www.sakao-lifeworks.com/
<問合せ先> 海老江重光 ebiex10@gmail.com